- インプラント埋入部の骨量が不足している場合
- 骨幅・骨量の少ない部位にインプラント治療を行いたい場合
- 骨移植が困難と診断された場合
- 治療後の痛みや腫れに不安がある場合
PRP（Platelet Rich Plasma:多血小板血漿）とは、血液中の血小板を濃縮した血漿のことで、骨の造成や歯肉の治癒を促進する作用があります。
患者様ご自身の血液から精製されるものなので、アレルギー等の拒絶反応が起こる心配がありません。
このPRPをインプラント治療に応用することにより手術後の傷が通常より早く治り、治療後の不快感や疼痛を最小限に抑えることができます。
また骨が足りない場所へ使用すると、骨の造成をより安全、確実に行うことができます。
インプラント手術当日に、患者様から２０～３０ccほど採血いたします。
採血した血液を遠心分離器にかけ、血小板が濃縮された血漿（ＰＲＰ）と血小板の少ない血漿に分離します。
次にＰＲＰと自家骨や骨補填剤（人工骨）を混ぜて骨幅・骨量の少ない部位に補填します。
これによってご自身の骨と骨補填剤（人工骨）がしっかりとつながり、骨の造成がより安全・確実になります。
その他にもＰＲＰをインプラント本体に塗布したり骨欠損部に入れたりすることで、骨や歯肉の治癒能力を高めることができます。
